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表1:チャンピオンのシーズン各GP勝敗

開催数の少ない第17戦以降を除くと、開幕戦勝者がチャンピオンを獲る確率は確かに一番高い。
ここ20年の結果から見ると、開幕戦に勝利したファーストドライバーでチャンピオンになれなかったのは3人3回。1989年のマンセル、2003年のクルサード、2005年のフィジケラ。2009年はファーストドライバーのバトンだったが、果たしてどうなるか。

同様に第13戦の勝者がチャンピオンになる確率は一番低い。
ここ20年でこのジンクスを破ったのは1人2回だけ。2001年と04年のM.シューマッハ。

2009年は全17戦なので、チャンプは7〜8勝すれば平均的というところ。6戦終わってバトンは既に5勝だが。

表2:チャンピオンのシーズン各サーキット勝敗

過去20年のうち、開催数11回以上のサーキットだけで見ると、勝者がチャンプを獲る確率が一番高かったのはメルボルン。その次がカタルニア。09年のバトンはこの2戦を勝利した。過去この2戦を勝利したアロンソ(1回)、M.シューマッハ(3回)、ハッキネン(1回)は全てその年戴冠している。
94年以降で見れば、メルボルンと鈴鹿。同じく2つともに勝ったアロンソ、M.シューマッハ、ハッキネン、D.ヒルはチャンピオンを獲得。今年のバトンは・・・てその頃にはとっくに決定してそうだがな。
イスタンブールでバトンが勝った。過去4戦、勝者は王者に成れていないが、09年、バトンが覆すか。

逆に一番低いのは第13戦が多かったハンガロリンクを押しのけて、モンツァだった。モンツァを制して王者になれたのはM.シューマッハ、セナ、プロストの3人4回。
94年以降だと更に低下する。そしてスパがワースト2位に。スパの勝者で戴冠したのはライコネン、M.シューマッハの2人4回。(94年以降)

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