F1観戦記:2005年シーズン


    近年にないレースとなるか、タイヤ1セットレース。

    R1オーストラリア
    土曜の予選放送観る価値なし。誰がポール取ったかわかんねえ放送なんか観たってしゃあねえ。しかし下馬評通り速いねえルノー。フェルナンドもちゃんと3位につけたし、ジャンカルロはこれが本当の第1勝目って感じですな。しかしルーベンスがきっちり気を吐いたのに皇帝はニックに突撃。そーゆう時期じゃないだろ。トヨタは予選番長か? いろいろ物議を醸しているBARのリタイア作戦だが、まあ、スキのあるレギュレーション作るほうが悪い。今さら良心に期待するも糞もねえだろ。ちゃんと仕事してんのかFIA。で、今回のMVPは四角いペヤングデイビッド。燻し銀の走りだね。ベースがジャギュアとは云っても、去年より印象いいぞ。なんたって2台とも入賞してるしな。

    R2マレーシア
    2003年再来となるか、ぼろぼろだぞフェラーリ&ブリヂストン。いや2003年なら後半巻き返すからまだいいか。1990年代再来だったりして。いやそれにしてもルノーは速い。ポール逃げ切りが今年のトレンドになるのか。レッドブルは今回もいい仕事。およそ去年のジャギュアからは想像もつかないね。やっぱデイビッドの影響かな。彼を失ったマクラーレンの低迷を見ているとどうもね。トヨタにはびっくり、前戦の為体が嘘のようだ。もちろんヤルノとラルフの粘りも称賛に値するが、2週間でマッチングさせてきたチームの努力こそ褒むべきかな。にしてもBAR、ありゃあ、バチが当たったってえことですか。新エンジン載せて2周バーストとは相変わらず進歩ないつうかその。まあ、次戦熱砂の国だから、なまじ半端に保って入賞外よかいいんじゃねえのか。ジャックへのチーム無線が一番笑える。「そこで君にできることはなにもない。」そこで、じゃなくて、F1で、だろ。

    R3バーレーン
    結局ポール逃げ切りになったのね。皇帝はやっぱ追撃してるときのほうがかっこいいけど、98戦ぶりのメカニカルリタイアはいただけない。チームに弛みが出てきたのか、新車投入が早すぎたのか。ルーベンスは精彩を欠いた。二人のファン・パブロに起こった不幸(召天&ケガ不出場)で気持ちも乱れたのかも。トヨタは前戦がフロックでなかったということ。ヤルノに笑顔が戻ったし、ラルフも相変わらず暴れてるけど、少しずつ上昇してきているしね。一方BAR、エンジンは保ったがパッケージが悪かった。タクマもいい走りを見せてくれたのに勿体ない。いったいホンダはなんのために株を上積みしたのか。シャシーにも口出しているんじゃないのか。それとも相変わらずエンジン出してはいおしまいなのか。リチャーズがいなくなったらダメダメじゃないか。今回のMVPはペドロ。いっぱい暴れてくれました。去年ウィリアムズのラルフの代打、ジェネと同じ5位というのが気になるけど。

    R4サンマリノ
    久しぶりに手に汗握る(陳腐だが)つうか胃が痛くなるレースだった。やはり皇帝は追われるより追うほうがすばらしい走りをしてくれる。トヨタとレッドブルがずるずる落ちていったのが気になったけれど、BARが調子を取り戻してきたのが嬉しい限りだ。もっともそのBARにレギュレーション違反が発覚してしまったのはこのGP唯一の汚点である。
    そもそもBARには特に故意はなかっただろう。コレクタータンク内の燃料を車体の一部と見なしていたのだから、それを残したままで燃料を空にしたと主張したのは間違っていないし、コレクタータンク内の燃料を走行距離に転換(つまり消費)できない以上、レース中のいかなる時点においても車重が600kgを下回っていなかったのも事実だ。これらはもちろんコレクタータンク内の燃料をいわゆる燃料としてではなく、車体構成物の一部と見なすBARの見解において間違っていないということだ。だが裁定はそれ(コレクタータンク内の燃料)を車体の一部ではなく、いわゆる燃料と見なすことを正式なレギュレーション解釈として認定した。結果BARは最低重量規定違反の罪に問われてレース結果の剥奪と2戦出場停止を云い渡された。巷ではホンダあるいは非ヨーロッパ系企業に対する嫌がらせとか政治的な悪意とか騒いでいるけれど、もしそんなものがあったとすれば、それは処分が通例の1戦出場停止ではなく、2戦に及んだことにであって、そもそもの違反摘発行為にはない。そんなことも理解できないバカが相変わらず多いのはほんとどうにかならんものか。被害妄想と云うかホンダ気違いと云うか、これがトヨタだったら叩かれまくってるんだろうな。

    R5スペイン


    R6モナコ


    R7ヨーロッパ


    R8カナダ


    R9アメリカ


    R10フランス


    R11イギリス


    R12ドイツ


    R13ハンガリー


    R14トルコ


    R15イタリア


    R16ベルギー


    R17ブラジル


    R18日本


    R19中国


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