予讃本線八十場駅の南西に位置する、四国八十八カ所第79番札所。
8月の盛夏に崩御した上皇の遺体を、返勅が下るまで腐敗から守るために浸けた弥蘇場の霊泉(西庄野沢井の泉)が、ここにある。この霊泉は、かのヤマトタケルにまつわる伝説をもっている。
境内には白峯宮があり、崇徳天皇を祭る。参道は天皇寺でなく、朱塗りの三輪鳥居を抜けてこの白峯宮の拝殿へまっすぐに続いている。天皇寺の境内にあるというよりも、天皇寺が白峯神社の中にあるという感じだ。
なお、この神社、拝殿の手前の階段上に、「皇族下乗」の表示を有する(一般人の下乗は鳥居前)。
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白峯宮拝殿 |